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定価 本体 3850円(税別)
A5判 上製 ・496ページ
1997年 2月 刊
ISBNコード:978-4-8269-0075-1
分類コード:C0040
在庫状況:在庫僅少
PARADIGMS LOST by John L. Casti

パラダイムの迷宮 AI・生命の起源・ET・言語…未解決の謎をめぐる科学の法廷

ジョン・L・キャスティ 著 佐々木光俊/小林傳司/杉山滋郎 訳

地球上の生命はどこでどのように生まれたか? 遺伝子の役割は? 人間と他の生物の行動に境界線はあるか? コンピュータは思考できるか? 言葉は生まれつき人に備わっているのか? 量子的存在は客観的なのか? いまだに未解決の超難問をめぐり,現在最も有力な二大見解を法延スタイルで対決させ,科学の新しい構図を探る。

目次

 

第1章 信念、希望、そして……
衝突する世界像/ 科学ですって?/ 自然哲学者の石/ 実在論者の合理性/ どう、パラダイムできるかな?/ 哲学談義/ 二つの自殺物語/ 周辺か境界か?/ 宗教界と実験室/ 信念の法廷へ

 

第2章 暖かい小池
火からそしてスープへ/ 生命のメカニズム特訓コース/ 生命への道に開いた穴ぼこ/ 怪物、ハイパーサイクル、そして裸の遺伝子派/ ニワトリの物語/ 生命=二度語られる話/ 灰から灰へ=塵から生まれた生命/ 生命は宇宙からやってきた!/ そして神が創造した……フィッシュからギッシュ/ 生命の論理/ 裁判官による概説/ 陪審員の答申

 

第3章 遺伝子のなかにある
生まれつき/ 育ち=センスとノンセンス/ ネオ=ネオ=ダーウィニズムと社会生物学/ 動物の奇妙な振る舞い/ 利他主義という変な事例/ 遺伝的命令/ あの女の遺伝子と……性差別と社会生物学/ CANT対KANT=未熟な言いまわしと純粋理性/ そこそこの生物学/ 対立する合理性と協同のジレンマ/ 裁判官による概説/ 陪審員の答申

 

第4章 人は自分の力だけで言語を獲得できるか?
?の犬と利口な馬ハンス/ 言葉の採集と普遍文法/ ケンブリッジのノアム/ 正の強化/ 赤ん坊の口から/ それはすべて意味論の問題である/ ロワイヨモン牧場の決闘/ 規則と表象/ 裁判官による概説/ 陪審員の答申

 

第5章 認知エンジン
チューリング・テストと中国語の部屋/ 形式的体系、機械、真理/ 強いAI対弱いAI、脳、心/ トップダウン型記号処理/ 下からの発現/ 哲学者たちの反論=機械が考えることはけっしてないだろう/ 道徳家と神秘主義者/ 裁判官による概説/ 陪審員の答申

 

第6章 ETIはどこに?
フェルミのパラドクスとオズマ計画/ 理論的ETI=ドレイク方程式/ ETIパイのスライス/ 擬人主義、ショーヴィニズム、ETI数秘術/ 実験的SETI=どのように聞いたらよいか?/ SETIの統語法と意味論=われわれは何を耳にしているのか?/ N>1 = ETIは存在する!/ いつか会うETIの姿/ N=1 = ETI? そんなものはいない/ 裁判官による概説/ 陪審員の答申

 

第7章 〈実在世界〉はどれほど実在的なのか?
舞台の設定/ 原子に潜む幽霊/ 量子世界の神秘/ 観測から意味へ/ ロマンティック・リアリティ/ ドッグワークのリアリティ/ 局所性を弔う鐘/ 始まりのまさに始まり/ 裁判官による概説/ 陪審員の答申

 

結語 バランス・シート=人間はほんとうに特別なのか?

訳者あとがき
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