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定価 2860円(本体 2600円+税10%)
四六判 上製 ・352ページ
2016年 5月 刊
ISBNコード:978-4-8269-0189-5
分類コード:C0040
The Sound Book by Trevor Cox

世界の不思議な音 奇妙な音の謎を科学で解き明かす

トレヴァー・コックス 著 田沢恭子 訳

マヤ遺跡のさえずるピラミッド、イギリスの〈ささやきの回廊〉、 カリフォルニアの歌う砂漠、世界でいちばん音の響く場所……不思議な音に魅せられた音響学者が世界各地をめぐって驚異の音を探しだし、その謎めいた音のしくみを解き明かしていく。
音の科学のみならず、生物学や考古学、騒音などの社会問題、サウンドスケープといった多彩な話題を交えながら、 視覚に頼りがちな私たちが聞き逃してきた豊かな世界を教えてくれる画期的な〈音の本〉。

目次

プロローグ
1 世界で一番よく音の響く場所
2 鳴り響く岩
3 吠える魚
4 過去のエコー
5 曲がる音
6 砂の歌声
7 世界で一番静かな場所
8 音のある風景
9 未来の驚異

謝辞
訳者あとがき

著者紹介

トレヴァー・コックス

イギリス・マンチェスターにあるソルフォード大学の音響工学教授。英国音響学会より2004年にティンダル・メダル、2009年に音響工学の普及貢献賞を受賞。BBC ラジオやディスカバリーチャンネルなどのテレビ番組にも数多く出演し、音響について一般向けにわかりやすく解説している。本書で米国音響学会のサイエンスライティング賞を受賞。

翻訳者紹介

田沢恭子

翻訳家。お茶の水女子大学大学院人文科学研究科英文学専攻修士課程修了。訳書にマンデルブロ『フラクタリスト』、スヒルトハウゼン『ダーウィンの覗き穴』、マスビェア&ラスムセン『なぜデータ主義は失敗するのか?』(以上、早川書房)、レヴィン『バッテリーウォーズ』(日経BP社)ほか多数。

書評情報

日本経済新聞 2016年7月17日 最相葉月(ノンフィクション作家)

読売新聞 2016年7月31日 宮部みゆき(作家)

朝日新聞 2016年8月14日 佐倉統(東京大学教授・科学技術社会論)

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