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定価 2750円(本体 2500円+税10%)
四六判 上製 ・326ページ
2015年 7月 4日 刊
ISBNコード:978-4-8269-0181-9
分類コード:C0044
My Beloved Brontosaurus: On the Road with Old Bones, New Science, and Our Favorite Dinosaurs by Brian Switek

愛しのブロントサウルス 最新科学で生まれ変わる恐竜たち

ブライアン・スウィーテク 著 桃井緑美子 訳

あなたの好きな恐竜は、もういない!?

化石が明かす体の色、骨から推定する声、T・レックスを蝕む病気……
慣れ親しんだ恐竜のイメージをぶち壊す新発見により、恐竜はもっとおもしろい生きものになって帰ってきた。

化石の発掘地や博物館のバックヤード、最前線の研究施設をめぐり、気鋭のサイエンス・ライターが変わりゆく恐竜を追う。愛されつつも博物館や図鑑から姿を消したブロントサウルスなど昔懐かしい恐竜と科学が明かす新事実との鮮烈なコントラストで読む、新しい恐竜像。

目次

プロローグ 僕の恐竜ライフ
第1章 ナンバーワンの恐竜 —ブロントサウルスが消えた理由—
第2章 ちっぽけな恐竜が世界を支配する —進化—
第3章 恐竜のセックス —性—
第4章 新種か、成長か —成長—
第5章 雷鳴とどろくジュラ紀 —巨大化—
第6章 足跡を追って —社会—
第7章 羽毛が巻き起こす革命 —羽毛と色—
第8章 ハドロサウルスの耳、ティラノサウルスの鼻 —感覚—
第9章 寄生虫が残した痕 —病気・怪我—
第10章 崩壊する王朝 —絶滅—
エピローグ わが愛しのブロントサウルス

著者紹介

ブライアン・スウィーテク

サイエンス・ライター。「ナショナル・ジオグラフィック」のウェブマガジンにコラムを執筆している。「スミソニアン」「ワイアード」「スレート」「ウォールストリート・ジャーナル」「ネイチャー」「サイエンティフィク・アメリカン」などの一般誌・科学雑誌にも寄稿しており、著書に『移行化石の発見』(文藝春秋)がある。著者の化石発見についての調査は、BBC(英国放送協会)やNPR(米国ナショナル・パブリック・ラジオ)で取り上げられている。ユタ州ソルトレイクシティ在住。

翻訳者紹介

桃井緑美子

翻訳者。おもな訳書に、フェリス『スターゲイザー─アマチュア天体観測家が拓く宇宙』(みすず書房)、ウルフ『ヴァギナ』(青土社)、フランクリン『子犬に脳を盗まれた!─不思議な共生関係の謎』(青土社)、ボール『枝分かれ─自然が創り出す美しいパターン』(早川書房)、ウォレス『哺乳類天国─恐竜絶滅以後、進化の主役たち』(早川書房)、トウェンギ、キャンベル『自己愛過剰社会』(河出書房新社)など。

書評情報

読売新聞 2015年8月2日 宮部みゆき(作家)

日経新聞 2015年7月26日

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