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定価 1980円(本体 1800円+税10%)
B6判 並製 ・240ページ
2018年 7月 刊
ISBNコード:978-4-8269-7161-4
分類コード:C0011

女性はなぜ生きづらいのか 森田療法で悩みや不安を解決する

比嘉千賀・久保田幹子・岩木久満子 著

人生のさまざまな場面で女性が陥る心の危機は、どうすれば解決できるのか?

 

日本が生んだ独創的な神経症療法である「森田療法」を生かして、不安、悩み、とらわれに上手に向き合い、自分らしく生きるためのヒント。

目次

プロローグ 女性の生き方の変化とさまざまな問題

 

Ⅰ 女性の生きづらさと森田療法の考え方――悩みを解消するヒント

 

Ⅱ 青年期――自分らしさと女性らしさを探る時期

 

Ⅲ 成人期――自分の生き方を選択し、新しい生活を始める時期

 

Ⅳ 中年期――自分の限界が見えてきて、生き方を問い直す時期

 

Ⅴ 高年期――喪失、そして新たな生き方を探る時期

 

Ⅵ 女性特有の行き詰まり――ケア役割、共依存、DV被害女性をめぐって

 

エピローグ 「生きづらさ」から「生きがいの模索」へ

 

森田療法をもっと知りたい方へ

著者紹介

比嘉千賀・久保田幹子・岩木久満子

比嘉千賀

ひがメンタルクリニック院長。

東京慈恵会医科大学卒業後、復光会総武病院、社会精神医学研究所に勤務、後に同研究所副所長。東京都児童相談センターほかの児童相談所、東京都精神保健センター嘱託。栃木県精神保健福祉センター所長を経て、1994年にさいたま市に精神科クリニックを開業。2005年、自費カウンセリング「けやき心理相談室」を併設。2016年、日本森田療法学会・森田正馬賞を受賞。共著書に『アルコール症の精神療法』(金剛出版)、『森田療法』(ミネルヴァ書房)など。

 

久保田幹子

法政大学大学院人間社会研究科教授、東京慈恵会医科大学森田療法センター・臨床心理士長。

上智大学大学院文学研究科心理学専攻、博士後期課程修了。ミシガン大学精神神経科にて研修。東京慈恵会医科大学附属第三病院にて、入院・外来森田療法を長らくおこない、2006年より現職。共著書に『心理療法プリマーズ森田療法』(ミネルヴァ書房)、『強迫の精神病理と治療』(金剛出版)、『森田療法で読む社会不安障害と引きこもり』『森田療法で読む強迫性障害』(白揚社)など。

 

岩木久満子

顕メンタルクリニック院長。

東邦大学医学部卒業後、東京慈恵会医科大学附属第三病院、鈴木知準診療所などで、入院森田療法および外来森田療法に従事。東京慈恵会医科大学付属病院勤務、青葉クリニック院長を経て、2013年に八王子市にクリニックを開業。共著書に『新時代の森田療法』(白揚社)、『診断の技と工夫』『精神療法の技と工夫』(外来精神科診療シリーズ、中山書店)、共訳書に『弁証法的行動療法実践マニュアル』(金剛出版)など。

 

書評情報

読売新聞 2018年9月1日夕刊(森田療法と書籍の紹介)

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