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定価 6380円(本体 5800円+税10%)
A5判 上製 ・644ページ
2010年 1月 30日 刊
ISBNコード:978-4-8269-9047-9
分類コード:C3032

東京都の温室効果ガス規制と排出量取引 都条例逐条解説

小澤英明ほか 著

地球温暖化の一因と言われる「温室効果ガス」の排出量を削減することは、いまや世界各国が取り組むべき課題とされています。このような状況の下、東京都は平成20年に環境確保条例を改正し、オフィスビルを含む幅広い事業所を対象に、温室効果ガスの排出量削減義務を課す制度を導入しました。
本書は、この条例改正で導入され、平成22年4月1日から開始される「排出量規制」と「排出量取引制度」に焦点を合わせ、網羅的に解説した初めてのガイドブックです。条例および施行規則の重要事項の逐条解説、具体例に則したQ&Aに加え、京都議定書など排出量規制を取り巻く諸外国の制度を法律の専門家がわかりやすく解説します。
大規模不動産オーナー、大型テナント、不動産投資家、宅地建物取引業者、地方自治体担当者等、排出量規制に関わるすべての人に必携の一冊です。

目次

はしがき

 

第1章 都条例制定の背景

I 温室効果ガスに対する国際的取組

1. 気候変動枠組条約

2. 京都議定書

3. EUにおける排出量取引制度

4. EU以外の国又は地域の取組み

5. 各地域の排出量取引を連携する取組み

II 温室効果ガスに対する国レベルの取組み

1. 京都議定書における日本の義務

2. 温室効果ガス排出抑制に関する国レベルでの取組み

3. 温室効果ガス排出抑制に関する企業等の自主的取組

4. 温室効果ガス排出削減の状況

5. 日本における排出量取引の状況

6. 地球温暖化対策の中期目標

III 東京都における条例改正に至る議論について

1. 条例改正の背景

2. 条例改正までの審議過程

3. 具体的な審議事項

4. まとめ

 

第2章 都条例の改正の意義と概要

I 都条例の改正の意義

1. 条例の意義

2. 条例の特徴

3. 条例の社会に対する影響

4. 条例の課題

II 都条例の改正の概要

1. 大規模事業所を対象とする制度の概要

2. 中小規模事業所を対象とする制度の概要

3. 条例以外の各種指針等

 

第3章 逐条解説

 

第4章 Q&A

1. 条例外の制度との関係

2. 条例の解釈

3. 条例に影響を受ける私法関係

4. 排出量取引

5. 条例に影響を受ける会計・税務

6. その他

 

付録

索引

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