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定価 3080円(本体 2800円+税10%)
四六判 並製 ・376ページ
2023年 9月 4日 刊
ISBNコード:978-4-8269-0249-6
分類コード:C0045
The Rise of Wolf 8 by Rick McIntyre

イエローストーンのオオカミ 放たれた14頭の奇跡の物語

リック・マッキンタイア 著 ロバート・レッドフォード 序文 大沢章子 訳

1995年、14頭のオオカミが自然に放たれた。

 

増えすぎた草食動物により荒れ果てたイエローストーン公園の生態系。豊かな自然を取り戻すべく、カナダから頂点捕食者のオオカミが連れてこられた。彼らはそこで群れをつくり、家族と生き、敵と戦い、そして死んでいった。

「20世紀最大の実験」と呼ばれたオオカミ再導入計画の様子を、ベテラン・ウルフウォッチャーが生涯をかけて記録したノンフィクション。

 

マッキンタイアの目を通して見るオオカミの姿からは、それぞれが力強く生きていて、個性豊かな存在であることが伝わってくる――そして彼らの互いへの忠誠心や高い知性、生きる意志の強さに、畏敬の念を抱かずにはいられなくなる。
ロバート・レッドフォード(序文より)

 

【各紙誌で年間ベストブックに選出!】
Amazon.com ベストサイエンスブック2019 選出
Runnerup――Reading the West Book 2020 受賞

 

【本書への賛辞】
「イエローストーンでもっとも偉大でもっとも有名なオオカミの生涯についての、躍動感あふれる物語」
――ワシントン・ポスト

 

「本書は、オオカミと自然に関心をもつあらゆる人にとって必読書であり、わたしもこの先何度も再読することになるだろう。マッキンタイアがこの世にいてくれて、オオカミは(人間も)運が良かった」
――マーク・ベコフ『犬だけの世界』著者

 

「イエローストーンのオオカミたちが、運命に翻弄される姿を追うことは、現実のドラマを目撃することであり、そのドラマは勇気、悲劇、犠牲、そして英雄的行為にいろどられている
――ジム&ジェイミー・ダッチャー『オオカミの知恵と愛』著者

著者紹介

リック・マッキンタイア

40年以上にわたり国立公園局に勤務し、オオカミの行動観察研究を行なう。そのかたわら、オオカミに関する講演会や、公園を訪れた観光客への解説を行ない、一般の人々を啓蒙してきた。2018年に公園局を退職し、「イエローストーンのオオカミ」シリーズの執筆に専念しているが、雨の日も晴れの日も、日々イエローストーンでオオカミの観察を続けている。モンタナ州シルバー・ゲート在住。

翻訳者紹介

大沢章子

翻訳家。訳書に、R・M・サポルスキー『サルなりに思い出す事など』(みすず書房)、パトリック・スヴェンソン『ウナギが故郷に帰るとき』(新潮社)、ロジャー・パルバース『ぼくがアメリカ人をやめたワケ』(集英社インターナショナル)、スティーブン・レ『食と健康の一億年史』(亜紀書房)などがある。

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