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新刊

定価 本体 2500円(税別)
四六判 上製 ・326ページ
2018年 10月 19日 刊
ISBNコード:978-4-8269-0204-5
分類コード:C0045
What a Fish Knows by Jonathan Balcombe

魚たちの愛すべき知的生活 何を感じ、何を考え、どう行動するか

ジョナサン・バルコム 著 桃井緑美子 訳

道具を使い、協力し、騙し、遊ぶ

 

魚は表情が乏しいことや水中にすんでいることから、魚が高い知能をもっていたり、仲間と社会生活を送ったり、人間と交流を図ったりするとは、考えられていませんでした。しかし、ここ数年、その知性や意識や行動について、従来イメージをくつがえす驚くべき発見が続いています。

 

本書は、チンパンジー顔負けの知性や親しみを誘う行動などとともに、見すごされてきた魚たちの豊かな内面世界を描きます。

 

 

::::::::本書への賛辞::::::::

 

本書を読めば、みな謙虚になり、興奮し、打ちのめされるだろう。ページをめくるたびに、新しい発見があり、考えを改めさせられる驚くべき研究や逸話が飛び出す。読み終えるころには、魚がわたしたちとまったく同じように自分たちの生活を大切にしていること、そして豊かな感情や知性、意識をもつことに同意せずにはいられなくなる。ブラボー!

――サイ・モンゴメリー『愛しのオクトパス』著者

 

本書は、最新の科学研究をベースに、魚が送っている社会生活や精神生活をめぐるツアーへと読者を連れ出す。魚たちが道具を使ったり、音楽を鑑賞したり、わたしたちと同じ錯視を経験したり、協力して狩りをおこなったり、倒錯したセックスに興じるなんて、だれが知っていただろう? この本は第一級のサイエンス読み物だ。

――ハロルド・ハーツォグ『ぼくらはそれでも肉を食う』著者

 

魚はおそろしく誤解され、嘆かわしいほどこき下ろされている。著者は最新の科学を援用し、魚たちの本当の姿を描き出す。本書を読めば、魚がそれぞれ固有のパーソナリティをもち、さまざまな感情を経験し、複雑な社会生活を営み、かいがいしく子供を世話していることがわかる。

――マーク・ベコフ『動物たちの心の科学』著者

目次

はじめに

 

Ⅰ 誤解されている魚たち

 

Ⅱ 魚は何知覚しているか

魚は何を見ているか

魚は何を聞き、何を嗅ぎ、何を味わっているか

方向感覚、触覚、そして……

 

Ⅲ 魚は何を感じているか

痛み、意識、認識

ストレスからたのしさまで

 

Ⅳ 魚は何を考えているか

ひれ、うろこ、知性

道具、計画、サルの心

 

Ⅴ 魚は誰を知っているか

連れ立って泳げ

魚同士のおつきあい

協力、民主主義、平和維持

 

Ⅵ 魚はどのように子をつくるか

セックスライフ

子育てのスタイル

 

Ⅶ 水を失った魚

 

おわりに

 

訳者あとがき

参考文献

索引

著者紹介

ジョナサン・バルコム

米国人道協会の科学・政策研究所に所属。動物行動学者。著書に『動物たちの喜びの王国』(インターシフト)、『Second Nature』(未邦訳)などがある。BBCや「ナショナルジオグラフィックチャンネル」などでコメンテーターも務めるほか、「ニューヨークタイムズ」「ワシントンポスト」「ウォールストリートジャーナル」「ネイチャー」などにも寄稿している。

翻訳者紹介

桃井緑美子

翻訳家。訳書にヴァンダービルト『好き嫌い』、ボール『枝分かれ』、フランクリン『子犬に脳を盗まれた』フェリス『スターゲイザー』、スクワイヤーズ『ローバー、火星を駆ける』、プレイター=ピニー『「雲」の楽しみ方』、トウェンギ&キャンベル『自己愛過剰社会』など多数。

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