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定価 2970円(本体 2700円+税10%)
四六判 上製 ・328ページ
2018年 6月 刊
ISBNコード:978-4-8269-0203-8
分類コード:C0045
THE MOST PERFECT THING by Tim Birkhead

鳥の卵 小さなカプセルに秘められた大きな謎

ティム・バークヘッド 著 黒沢令子 訳

鳥の卵には、進化の秘密がつまっている!

 

たまご形、洋ナシ形、球形など、卵の形や色・模様がこれほど多様なのはなぜ?

卵の尖った先と丸い先、どちらが先に出てくるのか?

卵白の中にある「ヒモのようなもの」の役割は?

 

鳥の卵は「美しさでも機能的にも完璧」だという鳥類学者が、卵に取り憑かれたコレクターや博物学者の多彩なエピソードを交えつつ、殻の色模様や形から、卵黄・卵白、産卵、ヒナの孵化に至るまで、卵にまつわるいくつもの「なぜ?」を解明する。カラー口絵8ページつき。

目次

第1章 卵採りとコレクター

第2章 卵殻ができる仕組み

第3章 卵の形の謎

第4章 卵の色――色がつく仕組み

第5章 卵の色――なぜ進化したのか?

第6章 卵白と微生物戦争

第7章 卵黄、卵巣、受精

第8章 産卵、抱卵、孵化

第9章 エピローグ――ラプトンの遺産

著者紹介

ティム・バークヘッド

イギリスの鳥類学者。シェフィールド大学動物学教授。王立協会フェロー。

世界各地で鳥類の生態を研究している。本書は一般向けの優れた普及活動に与えられる、ロンドン動物学会のクラリヴェイト・アナリティクス賞を受賞。

翻訳者紹介

黒沢令子

鳥類生態学研究者、翻訳者。地球環境学博士。NPO法人バードリサーチで野外鳥類調査の傍ら、翻訳に携わる。主な訳書に『羽』、『動物行動の観察入門』、『種子』(以上、白揚社)、『フィンチの嘴』(共訳、早川書房)、『落葉樹林の進化史』(築地書館)などがある。

書評情報

日経サイエンス 2018年9月号 評・三中信宏さん( 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構)

 

フレグランスジャーナル 2018年8月号

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