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新刊

定価 本体 2400円(税別)
四六判 並製 ・318ページ
2020年 3月 6日 刊
ISBNコード:978-4-8269-0217-5
分類コード:C0040
The Bad Food Bible by Aaron Carroll

科学が暴く「食べてはいけない」の嘘 エビデンスで示す食の新常識

アーロン・キャロル 著 ニーナ・タイショーズ 序文 寺町朋子 訳

あなたを不安にさせる食の情報は、たいてい科学的に間違っている!

 

◉肉や脂肪を食べると太る
◉コレステロールが増えるから、卵は1日1個まで
◉子どもにコーヒーを飲ませてはいけない
◉うま味調味料や人工甘味料はキケン
……これらはすべて科学的に見ると間違い。すっかり浸透している「食の常識」には、ほかにも間違いがたくさん。

 

質の高い研究だけを参考にすると、体に良くないと言われていた食品は食べてもまったく問題のないものだらけだった。

 

無用なガマンや罪悪感からあなたを開放し、健康にもなれる科学にもとづく食べ方を伝授します。

目次

序文

 

はじめに
医学の知られたくない事情
どのように科学研究を評価したらいいか
栄養学の限界
本書の使い方

 

第1章 バター――未熟な栄養学によって、悪者になった脂肪
トランス脂肪酸についての真実
「飽和脂肪酸は悪」は根拠不十分
「牛乳は骨にいい」に根拠なし
まとめ――脂肪はみんなが思うほど体に悪くない

 

第2章 肉――研究のいいとこどりが生んだ肉食反対
都合のいい解釈
魚は健康にいい――これは本当
豚肉、鶏肉もだいたい体にいい
「牛肉は他の肉より不健康」に根拠はあるか?
がんのリスク――人びとを恐怖に凍りつかせる計算マジック
まとめ――ステーキを食べても罪悪感は無用

 

第3章 卵――「タマゴは一日一個まで」に見る栄養学のお粗末な実態
コレステロールは体に必要な栄養素
「卵を食べるとコレステロールの値が上がる」はウソ
サルモネラ菌を怖がるのは非合理的
まとめ――卵はガマンしなくていい

 

第4章 塩――研究を拡大解釈する過ち
食塩の推奨摂取量に根拠なし
減塩のやりすぎに注意
ナトリウムパラドックス
まとめ――摂りすぎもよくないが、摂らなすぎもよくない

 

第5章 グルテン――研究者本人が火消しに手を焼く健康ブーム
小麦アレルギーとセリアック病
曖昧なランダム化比較試験の結論からパニックへ
安易なグルテンフリー食の実践はキケン
まとめ――グルテンフリー食が必要な人はほとんどいない

 

第6章 酒――健康によいという証拠が積みあがっている
近年、アルコールの利点を示す研究が増えてきた
飲酒を悪いとする研究には穴が見つかる
アルコール乱用はダメ、ゼッタイ
妊婦はアルコールを控えるべきか?
まとめ――量が重要

 

第7章 コーヒー――メーカーのマーケティングで着せられた汚名
コーヒーは子どもが飲んでも大丈夫
脱水症にならない
心臓病、がん、肝臓病、糖尿病などの予防効果に根拠あり
妊婦はコーヒーを飲んでもいいか?
まとめ――悪影響ありの主張は根拠薄弱

 

第8章 ダイエットソーダ――メディアが生んだ人工甘味料への恐怖
炭水化物と糖尿病
罪深い砂糖擁護キャンペーン
添加糖は現代社会最大の敵
人工甘味料不信を招いたラットの実験
アスパルテームたたきの発端は論文のタイトル
止まらない人工甘味料への誹謗中傷
人工甘味料を支持する根拠
まとめ――別に毒ではないが量には注意

 

第9章 うま味調味料――単なる体験談から炎上
「化学」というだけで反対運動に
グルタミン酸は生き物に必須
中華料理店症候群――風評被害
MSGを悪とする研究に一貫性なし
まとめ――グルタミン酸はおいしいし不可欠

 

第10章 非有機食品――「有機のほうが健康にいい」に根拠なし
食品が「有機」であるとはどういう意味か?
健康科学から見ると、有機も非有機も差はない
微妙な研究ストーリーを読み解く
「有機vs非有機」という構図はリセットしよう
まとめ――有機でなくても、健康的な食事はできる

 

さいごに――健康的に食べるためのシンプル・ルール
アーロンズ・ルール――健康にいい食事をするために
まとめ――なぜ、私はやせて、健康になれたか

 

謝辞

参考文献

索引

著者紹介

アーロン・キャロル

インディアナ大学医学部小児科教授。小児医療や医療政策、医療制度改革に向けたインフォメーションテクノロジーを研究している。健康や医療についての啓蒙活動にも注力しており、 CNN やウォールストリート・ジャーナル、ブルームバーグ・ニュース、ニューヨーク・タイムズに執筆するほか、人気の YouTube 番組(Healthcare Triage)にも出演している。

翻訳者紹介

寺町朋子

翻訳家。京都大学薬学部卒業。企業で医薬品の研究開発に携わり、科学書出版社勤務を経て現在にいたる。訳書にハリス『生命科学クライシス』、デステノ『信頼はなぜ裏切られるのか』、ズデンドルフ『現実を生きるサル 空想を語るヒト』(以上白揚社)、トリー『神は、脳がつくった』(ダイヤモンド社)、キルシュ&オーガス『新薬の狩人たち』(早川書房)ほか多数。

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